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現在に至るニチレクの創業についてお話させていただきます。私自身が育った兵庫県の北部里山で営む小さな「お宿ひさ家」(昭和38年開業)に端を発します。私は創業当初の『ひさ家』で、こんな経験をして育ってまいりました。「冬」まきストーブで温まり、スキーの心地よい疲れを温泉で癒す。それは、地下500メートルから湧き出るラドン温泉(単純弱放射能低温泉)です。「夏」天然網戸の自然の涼風が何よりの贈物でした。サッカー・テニスなどのスポーツの後は、裏の渓流で水遊びに興じる。食事は放し飼いの地鶏で鍋を囲む。「秋」に採れた有機大根のぬか漬けや干し大根たちは、郷愁を呼び起こす夕食向けの準主役でした。デザートには吊るし柿をわらのかすと一緒によくほおばったものです。
そんな里山体験をもつ私は、本来の田舎の宿として、あるべき余暇(レクリェーション)作りに貢献したい。そう決意して“日本レクリェーションセンター”(現潟jチレク)を平成元年に設立いたしました。
ところで、「水」と「時間」はタダとよく言われます。しかしそれは50年前の話です。ひょっとするとその双は目下、一番高価なものかもしれません。そんな時代にあって当社ニチレクは、本来の田舎の持つ里山文化を再認識し、スポーツトレーニングにおいては自然と安全を原点に、健康管理を考えた地域の素材、水、肉、鶏、魚、野菜、果物を取り入れたご案内を進めていきたいと考えております。
本来の心技体の原点は自然体がベースになるものだと思います。そういう意味からも「自然のものをバランスよく食して体力をつける、自分の体に合った技術を身につける、自分を支えてくれる人に感謝する心」ということがスポーツの原点であります。私どもがお客様にご協力できることは、限られた合宿期間中、時間の中で最大限の結果につながる合宿環境をご提供することであり今後とも各合宿受入れ地域の皆様とお客様から信頼いただけるよう社員一同がんばっていきたいと決意するところであります。
今後私どもニチレクはただ単に企業規模の拡大を追い求めるのではなく、本来の田舎、山、海の持つ自然という財産と共有するマインドを社風にし、お客様に納得とご満足いただける商品(旅行)を提供させていただくことこそ私どもの使命です。またこのような考えにご賛同いただいた各スポーツ分野のアドバイザーの先生をはじめ各地域旅館民宿組合、観光協会の皆様に感謝を申し上げ今後の旅行の基本となるであろう心と技と体を癒す、鍛える健康ツーリズム作りを目指し本質の三位一体となり甘えのない共存共栄で切磋琢磨してまいりたいと強く願っております。どうぞ今後とも当社の活動にご注目していただきたくよろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。
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